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介護業界の給与データ

介護に関わる職業の給与は、職種や勤務する施設、保有資格や勤務年数によって変わります。
ここでは職種別、年代別、企業規模別、施設・事業所別、保有資格別、勤続年数別に、それぞれの月給給与を見ていきます。そして最後に、中途採用時の給与決定に関わる要素にはどのような項目があるのかをご紹介します。


職種別給与額

以下の図は、介護業界の職種別の給与です。

平成28年厚生労働省資金構造基本統計調査 職種別第2表

※1※2より

(生活相談員・支援相談員のみ平成28年厚生労働省介護従事者処遇状況調査結果より)

※1年代別男女別データより算出 ※2企業規模100〜999人のデータ参照

介護職員の給与の中では、生活相談員・支援相談員の月給321,000円と、最も高給与です。次いで、理学療法士・作業療法士が月給298,000円、介護支援専門員が月給246,000円、福祉施設介護員が月給229,000円、ホームヘルパーが月給224,000円と続きます。

 

生活相談員や支援相談員は、原則的に社会福祉士・精神福祉士・社会福祉主事任用資格が必要な職種で、理学療法士や作業療法士も国家資格が必要な職種です。資格を取得し、専門的な知識をつけてキャリアアップすることで、給与が高くなる傾向があります。


年代別給与額

先ほどは職種別の給与を見ましたが、次は、職種ごとに年代別の給与を見ていきましょう。

1 ホームヘルパー

平成28年厚生労働賃金構造基本統計調査 職種別第2表より
※年代別男女別データより算出 ※企業規模100〜999人のデータを参照

ホームヘルパーの年代別給与は、30代が月給251,000円と最も高く、それ以降は、40代が月給239,000円、50代が月給230,000円、60代が月給199,000円と、右肩下がりになっています。
ホームヘルパーは未経験で応募ができる求人も多く、介護業界の中でも給与水準が低いです。しかし勤務年数や経験を積んで、主任ホームヘルパーになるなどのキャリアアップをしていくことで、給与の上昇を見込むことができます。

2 福祉施設介護員

平成28年厚生労働賃金構造基本統計調査 職種別第2表より
※年代別男女別データより算出 ※企業規模100〜999人のデータを参照

福祉施設の介護職員の年代別給与は、40代が月給249,000円と最も高いです。20代から40代までは給与が上がり、その後は徐々に下がる傾向にあります。福祉施設介護員の給与は、夜勤の有無や回数によっても大きく変わります。また、リーダー職や施設長へのキャリアアップを通じて、給与の上昇を見込むことが可能です。

3 介護支援専門員(ケアマネジャー)

平成28年厚生労働賃金構造基本統計調査 職種別第2表より
※年代別男女別データより算出 ※企業規模100〜999人のデータを参照

介護支援専門員の年代別給与は、20代の月給230,000円から50代の月給281,000円まで右肩上がりです。介護支援専門員の試験を受けるには、法定資格である介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、理学療法士・作業療法士などを所持していて、かつ実務経験を積む必要があります。そのため、介護業界の中でも給与水準が高い職種といえます。さらに、キャリアアップとして主任介護支援専門員の資格を取ると、さらなる給与の上昇を見込むことが可能です。

4 理学療法士、作業療法士

平成28年度厚生労働省賃金構造基本統計調査 職種別第2表より
※年代別男女別データより算出 ※企業規模100〜999人のデータを参照

理学療法士・作業療法士の年代別給与は、20代の月給254,000円から50代の月給333,000円まで右肩上がりです。理学療法士・作業療法士は国家資格を有する職種なだけに、介護業界の中でも給与水準が高く、年代別給与の上昇率も他の職種に比べて高いです。


企業規模別給与額

先ほどは年代別の給与を見ましたが、次は会社の規模別にの給与を見ていきましょう。

1 ホームヘルパー

平成28年厚生労働省賃金構造基本統計調査 職種別第1表より

ホームヘルパーの企業規模別の給与は、1,000人以上の企業の月給が最も高く、月給263,000円です。他の職種に比べて、企業規模による給与の差が大きく、より大規模な企業で勤務した方が、給与が高い傾向があります。

2 福祉施設介護員

平成28年厚生労働省賃金構造基本統計調査 職種別第1表より

福祉施設の介護職員の企業規模別の給与は、1,000人以上の企業の月給が最も高く、月給237,000円ですが、企業規模による給与の差は少ないです。

3 介護支援専門員(ケアマネジャー)

平成28年厚生労働省賃金構造基本統計調査 職種別第1表より

介護支援専門員の(企業規模別)月給給与は、企業規模ごとの差が殆どなく、26万円台です。

4 理学療法士、作業療法士

平成28年厚生労働省賃金構造基本統計調査 職種別第1表より

理学療法士・作業療法士の給与は、圧倒的に10~99人規模の企業の月給が303,300円と群を抜いています。最も低いのは、100~999人規模の企業の月給275,700円で、1,000人以上の企業は月給279,900円という結果になっています。


施設・事業所別給与額

介護職員は、どの施設での給与が最も高いのでしょうか?

1月給

平成28年度介護従事者処遇状況等調査結果 第16表より

月給制(常勤)の場合、介護老人福祉施設の月給が最も高く、月給318,880円です。次いで、介護老人保健施設が月給305,810円、訪問介護事業所が月給283,220円です。

2日給

平成28年度介護従事者処遇状況等調査結果 第54表より
※平均給与は、基本給(日額)×実労働日数+手当+一時金(4〜9月支給額の1/6)

日給制(常勤)の場合、介護療養型医療施設の月給が最も高く、月給318,380円です。次いで、介護老人保健施設が月給287,360円、訪問介護事業所が月給238,730円です。

3時給

平成28年度介護従事者処遇状況等調査結果 第55表より
平均給与額は、基本給(時給)×実労働時間+手当+一時金(4〜9月支給金額の1/6)

時給制(常勤)の場合、訪問介護事業所の月給が最も高く、月給232,370円です。次いで、認知症対応型共同生活介護が月給208,280円 、介護老人福祉施設が月給203,790円です。


保有資格別給与額

保有資格によって給与は異なるのでしょうか?見てみましょう。

1月給

平成28年度介護従事者処遇状況等調査結果 第82表より
平均給与額は、基本給(月額)+手当+一時金(4〜9月支給金額の1/6)

保有資格別の給与は、介護支援専門員の月給が月給338,440円で最も高く、無資格の月給255,220円と83,220円もの差がありました。


中途採用時の月給決定に関わる要素

ここまで、様々な給与データを見てきましたが、そもそも、採用時に給与を決定する要素には何があるのでしょうか?転職を検討されている方やこれから転職の面接を控えている方は、特に気になることではないでしょうか。

平成24年度老人保健事業推進費等補助金老人保健健康増進等事業
「介護職員の賃金・雇用管理の実態調査結果報告書」より

介護労働安定センターのアンケート結果によると、中途採用時の月給を決定する1番の要素は、保有資格です。次いで、職務経験年数、介護技術・実務能力が挙げられます。つまり、転職先で、即戦力になれるかどうかが、給与額に大きく影響していると言えます。とはいえ、採用試験・面接の結果を重要視している施設が増えてきているのも事実です。
クリックジョブ介護では、面接前の履歴書作成のアドバイスから面接時のアドバイス、その後のフォローまで丁寧にしっかりと行いますので、安心してエージェントにお任せ下さい。

 

 


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