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みなさんは介護マークをご存知でしょうか?介護マークは2011年に静岡県で考案されたマークで、介護中であることを周囲に知らせるために首から下げるものです。静岡県で誕生したマークであることから、お茶の葉を表す緑色とオレンジを表すオレンジ色が使用されています。そして「介護中」の「介」の字を人が人を支えるような形になっています。県内の市役所・区役所・町役場などで配られており、希望する方はどなたでも受け取ることが可能になっています。今回はこの介護マークが生まれた背景と使用方法、そしてマークの課題についてご紹介します。

介護マーク誕生の背景と使用方法

介護マークが誕生した背景には、介護中であることを周囲に理解してもらいたいという悩みがあったのです。要介助者が異性の方の場合トイレに付き添うのに困る、男性介護者の場合女性用下着を買ってくるように言われると困る、病院に連れて行った際に2人で診察室に入っていくと不審がられる、通りがかりの方に少しの時間見ていてほしい時にお願いをするのが大変など、介護者にとって困ることが沢山、、、。

 

このように、介護を行っていても、一見、介護中であることが分かりにくいため、余計な負担を被らなければいけなかったのです。そういった悩みを解消するために、介護マークが誕生しました。介護マークは、障害者や難病患者など介護全般で使用することが可能です。使用方法は簡単で、介護マークを首から下げておくだけです。

 

出典:介護マーク|静岡県公式ホームページ

介護マークの課題

出典:介護マーク|静岡県公式ホームページ

 

介護マークは一目で見て介護中と分かるようになっており、介護者にとっては周囲から理解を得ることのできる有難いツールです。しかし介護マークには課題もあります。それは認知度の低さです。

 

介護マークの取組は、静岡県でスタートし、厚生労働省へ伝わり、そこから全国の自治体に周知されました。静岡県によると静岡県以外にも、茨城県、栃木県、新潟県、長野県、岐阜県、愛知県、島根県、佐賀県が県を挙げて取組を実施しています。また他にも158の市区町村でも取組が実施されているとのことです。

 

介護マークに取り組む自治体が増え、全国へ広まってきてはいますが、まだまだ一般の市民の多くが介護マークの存在自体を認知していない現状があります。

まとめ

介護者には「介護をしていることが分かりにくく、誤解や偏見を持たれてしまう」といった悩みが数多くありました。自治体は介護マークの普及活動により力をいれ、介護マークの認知を浸透させる必要があります。
そして私達も、街で介護マークを見かけましたら、暖かく見守り、必要な時は声をかけ、皆でサポートをしましょう。

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